こんにちは(^^)
今回は出先での強い味方モバイルバッテリーの紹介。それも「MacBook Pro(マックブックプロ)」など45W以上で充電する必要がある高性能ノートパソコン用です。
これさえあれば電源のないカフェや新幹線などでバッテリー残量を気にしながらテレワークする心配から開放されます。
実際使ってみての使用感や感想などを踏まえてご紹介したいと思います。
昨今のモバイルバッテリー事情
現代人の必需品であるモバイルバッテリーは、スマホなど急速充電させる規格である20W出力前後が主流です。
Qualcommの急速充電規格である「Quick Charge3.0」でも最大18Wとスマホやタブレットは急速充電できますが、ノートパソコンは無理です。
これ以上の出力を出そうとすると発火の危険が増すことになり、空港で止められたりしてしまうのでなかなか新商品がでてきません。
MacBook Pro向けモバイルバッテリーの選び方
上記のような理由でモバイルバッテリーならなんでもOKというわけにはいかないので、選ぶ際の注意点をいくつか紹介します。
USB type-C PD(Power Delivery)
まず確認してもらいたいのはUSBの規格です。
MacBookや最近発売されたノートパソコンには
「USB PD(USB Power delivery)」が標準搭載されているものが増えてきています。
このUSB規格はタイプCで使い回しがよく、最大100Wでの充電や高速データ転送が可能です。さらに接続された機器に合わせて電力が自動的に調整されます。
MacBook Proにモバイルバッテリーで充電するにはこのUSB PDに対応しているUSB-C2.0以上のケーブルが必要になります。
USB-C & USB-CのPD対応のケーブルを探しましょう。この定番Ankerのケーブルは丈夫そうです。
PD対応のUSBケーブルは5Aと3Aのタイプがありますが、モバイルバッテリーは20V電圧なので20V×3A=60W。PD対応3AのものでOKです。
将来的には20V×5A=100W出力のモバイルバッテリーも登場するかと思いますので5Aならよりベストです。
ちなみにニンテンドースイッチなどもこの規格なので同様に今回紹介するモバイルバッテリーで高速充電できます。
注意このPDは出力側、入力側のデバイス、そしてUSB-CケーブルまですべてPD対応している必要がある点に注意が必要です。
Apple Thunderbolt 3 ケーブル
Appleが推奨している「Thunderbolt 3」もUSB-Cケーブルの一種。最新の「Thunderbolt 3」はMacBookProにも採用されています。
転送速度が40Gbpsと非常に高速なのがウリですが、充電性能は普通のUSB-C PDと変わりません。コネクタの形状も一緒です。
USB-C 3.1と相互に互換性があるのでどちらでも大丈夫です。
必要なモバイルバッテリーの容量
たとえば「MacBook Pro 13」のバッテリー容量は約20,000mAhあり普通の使い方で8時間ほどは駆動します。
持ち運ぶモバイルバッテリーもマックを1回フル受電できる20,000mAh程度の製品があれば安心です。
ただどうしてもスマホを充電するものと違って軽いポケットサイズというわけには現在の技術ではまだ無理ですね^^;
必要な出力W(ワット)数
MacBook Pro13の純正アダプタは67W出力のUSB-Cタイプ充電器です。
単純にワット数が大きいほど高速で充電されていきます。
13インチの場合これ以下(45W)でも充電されますが、その分時間がかかるし作業しながらだとじわじわ本体バッテリーが減っていくことも(笑)
なので15インチも充電できる60W以上をオススメします。
MacBook Pro 15はバッテリーの容量が多く、その分充電に時間がかかるので、純正アダプタは87W出力とノートパソコンとしては最大級に大きいです。
参考までMacBook付属充電器のワット数をあげると
MacBook主要モデル | 付属している充電器のワット数 |
13インチMacBook Pro | 67W |
14インチMacBook Pro | 67W |
16インチMacBook Pro | 140W |
MacBook Air | 30W |
MacBookProを充電できるモバイルバッテリーのおすすめ商品
ここからは2022年現在一般的に販売されているPD対応モバイルバッテリーを紹介していきたいと思います。
MOTTERU 20000mAh & 60Wモバイルバッテリー
今現在サイズ感とコスパでよく選ばれているのがコチラ「MOTTERU(モッテル)」の20000mAhモバイルバッテリーです。
主流のUSB Type-C 60W出力の製品でMacBook Pro13インチ14インチを十分な速度で充電でき、20000mAhの大容量もMacBook Proをフル充電できるほど余裕があります。
RAVPower モバイルバッテリー RP-PB201
今回紹介するなかで最もオススメなのが、モバイルバッテリーで「Anker」とともに世界シェアの高い「RAVPower」のPD対応60W出力のモバイルバッテリー。
2020年現在一般発売されている製品では、ほぼ唯一MacBookPro 15など高性能ノートパソコンに充電できます。13インチなら必要十分です。
さすがに純正ACアダプタの75Wはでませんので充電時間はかかりますが、これ以外のモバイルバッテリーではそもそも充電できません。逆にパソコンのバッテリーからモバイルバッテリーの方に充電されてしまいます(笑)
細かい入出力の規格はコチラ。安全マークのPSEがあります、これがないと発売できません。
ポートは出力がUSBタイプAとUSBタイプCの2つで、入力はタイプCの方だけです。タイプAのほうも急速充電対応18W出力なのでスマートフォンなど充電するのに便利です。
ただし、両方同時利用する場合も合計で60W出力となっており、PDのほうは45Wほどに制限されてしまいます。
入力もPD対応のMAX30Wで急速充電でき、PD対応の充電器を使用すれば20,000mAhの大容量にもかかわらず最短3時間でフル充電できます。
Amazonでも常に売れ筋ランキング上位に位置しており、よくセールも開催されているのでコスパも抜群の商品です。
Anker PowerCore III Elite 25600 87W
「RAVPower」のライバル「Anker」から最高出力87WのPD対応モバイルバッテリーが登場。その名も「PowerCore III Elite」
ご覧のようにタイプAが2つ、タイプCが2つ同時出力でき、PDタイプC単独でつないだとき最大87W出力で高速充電できます。これはMacBook Pro15の純正ACアダプタと同じ高出力、さらに26800mAhと超大容量でiPhone12なら約6回もフル充電できてしまいます。
デメリットは60W製品より3000円ほど高いということ、、、持ち運びがマックブック13インチなら60W製品で十分です。
もう1つありました、USB CtoCケーブルが付属してるのですがなぜか60Wのケーブルです。87Wで使うためには別に100W対応のUSBPDケーブルを買わないといけません、これが地味にお高い(´ε` )
Anker PowerCore+ 26800 PD 45W
次は最大45W出力で26,800Ahの大容量をほこるAnker製の定番モバイルバッテリー「PowerCore+」の紹介です。
こちらは最大45WなのでMacBook Pro13なら純正アダプタと同等のスピードで急速充電が可能です。※15インチのほうは残念ながら上記RAVPower製品に軍配が上がります。
ただこの製品にはPD60Wの急速充電器とUSBtypeCケーブルが付属しているので別に買わなくて済み、若干お得です。
MacBookProモバイルバッテリーまとめ
まだまだ数が少ないですが、Macだけでなくノートパソコンの高性能化に合わせてモバイルバッテリーも進化していくと思います。
一部100WでPD出力のモバイルバッテリーも見かけるようになりましたが、忘れてならないのはリチウムイオン電池は発火や破裂のおそれがある危険物ということです。
猛暑のなかカバンに入れていたらパンパンに膨らんでいたということは今でもありえます。
いまのところ60Wで事足りるので、100W製品はちゃんとしたメーカーの担保と実績をみてから購入したほうがいいと個人的に思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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